以前の記事でTerrain Editorで地形を自動生成する方法を説明しましたが、今回はハイトマップを使って自分で地形を作ってみます。
まずハイトマップを用意します。
今回はZBrushで地形を作り、アルファに変換して書き出してからPhotoshopで編集しました。画像サイズは2048*2048、ファイル形式は32-bit TIFF (.tif)を使っています。


これをいつも通り、C:/Amazon/Lumberyard/1.17.0.0/dev/StarterGame/の下に作ったフォルダに入れます。
ハイトマップを用意したら、Lumberyard Editorでの作業に移ります。
File - New Levelを実行し、新規レベルを作成します。

ダイアログが出るので、「Name」を入力し、「Heightmap Resolution」を用意したハイトマップと同じ2048*2048にします。
「Meters Per Texel」はハイトマップの1ドットを地形上での何メートルにするかの設定です。今回は1にします。

これで、ダイアログの下の方に表示されている通り、地形サイズは2.048km四方になります。
OKを押して次に進みます。

こちらは「Terrain Texture」のサイズ設定です。Terrain Textureが何なのか正直な所良く分からないので、今回は適当に2048*2048にしました。
OKを押すと新規レベルに入ります。

では、地形作成を始めましょう。まずTerrain Editorを開きます。
Tools - Terrain Editorを実行します。

Terrain Editorが開きました。

地形全体で一番高い部分の高さを設定します。
Terrain EditorのModify - Set Terrain Max Heightでダイアログを開きます。

高さを入力します。今回は200mとしました。

File - Import Heightmap...でダイアログを開き、作成しておいたハイトマップをロードします。

ハイトマップがロードされました。

Lumberyard Editorに地形が出来ています。

地形がガタガタしているので、滑らかにしてみます。
Modify - Smooth Slopeを実行します。


地形が滑らかになりました…が、全体に丸い感じになってしまいましたのでやり直してみる事にします。
File - Import Hightmap...を実行し、もう一度ハイトマップをロードし直します。

最初の状態に戻りました。

Terrain EditorのSmoothをクリックします。

これは地形をスムースにするブラシです。これを使ってTerrain EditorあるいはLumberyard Editorで地形の上をドローすると、その部分だけがスムースになります。
下はブラシサイズ等の各種設定です。

Lumberyard Editorでは、ブラシカーソルがこの様に緑の円で表示されます。

ドローすると、この様にその場所がスムースになります。

Smoothブラシボタンの周りにある他のブラシ(Flatten、Rise/Lower)も同様に地形の整形に使えます。
もし地形を新規レベル作成直後と同じ完全な平面に戻したい場合は、Terrain EditorでModify - Erase Terrainを実行して下さい。

地形作成は以上です。次回は、作成した地形にテクスチャーをペイントしてみます。
No comments:
Post a Comment